入院前に歯医者に行くことに。入院してからでは確かに歯医者には行けないので行っておくべきだとおもう

手術予定日の数日前に、定期検診の案内葉書が歯科医院から届いた。
日付を見ると来院予定日が入院中であろうと思われる日付だった。歯科医院の来院予定日を数日前倒してもらうことに。
自分が通っている歯科医院は歯のメンテナンス後の半年後に案内の葉書を送ってくれるシステムになっている。
前回歯のメンテナンスをしたとき、その半年後に手術することなんて夢にも思っていなかった。(胃が無くなることも)予測のつかないことが起きるのに年齢は関係ないのだとしみじみ思う。
妻がわざわざ私のために病院のスケジュールを予約し直してくれた。
歯科医院には「旦那が入院するので」と説明したようだ。
来院予定日を変更する理由として、そこまで言う必要があるのか若干疑問に思う。
ここから先は歯科医との会話。
診察台について医師を待っていると、暫くして女医がやってきた。
「 あの。入院するとお聞きしたんですが、お体の具合はどうなんでしょう?手術なんでしょうか?」
この質問の意図が直感的に判らない・・・
なんと答えるか一瞬戸惑い、そしていきなりのことに目眩がしてくる。
歯科医が患者に対してする質問として適切なのか判断しかねたが、隠しておく理由も無かったのでありのままを告げることにしてみた。
「 胃がんです。胃を全摘するんですよ。」
「そうですか・・・」
(それはお気の毒に)というような顔をしていたのか、それとも理由を知れて満足したのかはマスク越しの顔からは判別出来なかった。
この女医は僕と年齢が近いような気がする。おそらく同年代だ。だから僕の入院に興味を持ったのかもしれない。
結局この会話の真意は未だに理解できないでいる。
知的好奇心を満たしてあげたのかもしれない。自分の胃がんの話が誰かの好奇心を満たせたのなら良かったと思う。
医師にもう数日後には手術することを告げておいた。
歯のチェックはこのあとすぐに始められた。
定期検診と言っても歯石を取ることが主目的であり、たいして時間はかからないだろうと思っていた。
なにかおかわりないですか?と質問されたので「左上の歯がちょっとおかしいかもしれない。詰め物もグラグラしている気がするし」と伝える。
そこを主にチェックしたところ虫歯が見つかった。
医師も「もう手術まで時間がないので今日で出来るところまで治療します。」と言ってくれた。
ありがたかった。結局大幅に時間を超えて1時間ほど虫歯の治療を行なった。
治療は少し痛かったけれど、この時期に見つかって良かったのかもしれない。
入院中にもし痛みがひどくなったら歯医者には行けないので、タイミング的には良かったと思う。歯医者に行っといてよかった。
実際は流動食から普通食になるまで、相当な出来事があったわけだけれど。
そして痛みがすごすぎて歯の痛みに気づくことがおそらく無かったわけだけれど。
その話はまた後日。
今日はここまでとします。
と言っても誰もここを読んでくれる人はいないようだけどw
皆さん健康には気をつけましょうね。